農業改革 2009 7 20

 私は、2003年に、
金融改革や年金改革よりも先行させるべき改革があると書きました。
 しかし、結局、農業改革は、まるで牛の歩みにも似て、
遅々として進まなかったのです。
 それは、政治家が、現状維持に必死となったからです。
おそらく、既得の権利や票を手放したくなかったからでしょう。
 もちろん、農家も、現状維持に安住したいと思ったのでしょう。
「このままではいけない」と感じても、年を取れば、
改革よりも現状維持を選択したくなります。
農業従事者の高齢化が、かなり進んでいる現状では、
仕方ないかもしれませんが・・・・・。
 それでも私は言いたい。
21世紀は、科学技術の時代であるとともに農業の時代になると。

農業改革 agricultural reform 2003 12 13
 今(2003年当時)、話題は、金融改革、年金改革の話題ばかりです。
しかし、今、日本に必要で、
これらの改革よりも、先行させるべき改革があります。
 21世紀は、科学技術の時代であるとともに、農業の時代でもあるのです。
「農業技術」の時代でもあると言えます。
このふたつが、今後の世界において、大きな流れとなる可能性があります。
しかし、今の日本の農業は古く、旧態依然としています。
 それでも、「農業技術」の確立によって、世界に勝てる可能性があるのです。
それは、いろいろと考えられます。
農業にハイテク技術を導入する「ハイテク農業」もあるでしょう。
 あるいは、日本は、周りを海で囲まれているので、
日本列島全体が「無菌室」と言えるでしょう。
これは、外国から見れば、うらやましいでしょう。
ぜひとも、そんな環境で、農業をやりたいと考えるかもしれません。
 こうした分野で、世界に勝てる可能性があるのです。
世界には、たとえ高くても、高品質な農産物がほしいという人が、たくさんいます。
日本製の自動車や電化製品は、世界中に行き渡ったので、
今度は、日本製の農産物を輸出すべきです。
 しかし、今の日本の農業は、零細農業で、
しかも農業従事者の高齢化が大きな問題です。
中小企業ならば、まだいいが、現状では、零細・高齢の事業者ばかりです。
これでは、21世紀の農業には、ついていけません。
 21世紀の農業とは、「農業技術力」と「商品企画力」が問われる時代です。
今の農政は、守ることばかり、現状維持に懸命となっています。
これでは、チャンスを逃すばかりか、
逆に、チャンスをピンチに変えてしまいます。
ぜひとも、農業改革を推進すべきです。
















































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